Google Payモバイルペイメント特約(以下「本特約」といいます。)は、株式会社Kyash(以下「当社」といいます。)が発行するVisaプリペイドカード(以下「本カード」といいます。)の利用者が、対象デバイスに本カードを登録し、Google Payを通じて本カードを利用する場合に適用される特約です。本特約に定めがない事項については、当社が別途定める規約(「Kyashマネーアカウント利用規約」又は「Kyashバリューアカウント利用規約」を含みますが、これらに限りません。以下「利用規約等」といいます。)が適用されます。
第1条 定義
本特約において使用する用語は、それぞれ次の意味を有するものとします。また、本特約において別段の定義がされていない用語は、利用規約等で定める意味を有するものとします。
(1)「本サービス」とは、当社が本特約に基づき提供する、対象デバイス(次号に定義します。)に本カードを登録することでGoogle Payを通じて本カードをVisaのタッチ決済加盟店(第6号で定義します。)において利用することができるサービスをいいます。
(2)「対象デバイス」とは、利用者が本サービスの提供を受けるために使用するGoogle LLC(以下「Google社」といいます。)が別途指定する通信端末をいいます。
(3)「Google Pay」とは、Google社が提供する、対象デバイスを非接触式決済を行うためのデバイスとして用いることができるサービスをいいます。
(4)「利用者」とは、Kyashアプリの利用者のうち、本サービスを利用する利用者をいいます。
(5)「トークン番号」とは、利用者が対象デバイスを使用して本カードを利用する際に使用することが可能な番号であって、本カード毎に、かつ対象デバイス毎に利用者に発行される番号をいいます。
(6)「Visaのタッチ決済加盟店」とは、加盟店のうち、Visaのタッチ決済を決済方法として選択することができる、所定の標識を表示した加盟店をいいます。
第2条 本カードの登録
- 利用者が当社所定の方法により、対象デバイス上のGoogle Payに本カードの登録手続きを行い、Google社及び当社が承認した場合に、利用者は、本サービスの利用が可能となります。
- 利用者は、有効期限が経過した本カードをGoogle Payに登録することはできません。
- 利用者は、自身の名義かつ自身が利用する対象デバイスに、自身が保有する本カードを登録しなければならないものとし、第三者の端末に自身の本カードを登録したり、自身の端末に第三者が保有する本カードを登録したりしてはならないものとします。
- Google PayはGoogle社が提供するサービスであり、別途Google社が定める規約が適用されます。また、当社は、Google Payの内容・品質、安全性、正確性、完全性、有効性、目的適合性、信頼性、第三者の権利の非侵害、その他の事項について何ら保証するものではありません。
第3条 トークン番号の発行等
- 第2条第1項に基づく登録手続きをGoogle社及び当社が承認した場合において、当社は、利用者に対して、トークン番号を発行します。この場合、対象デバイスには、Google社所定の仕様に基づき、トークン番号の一部の桁の数字のみが表示されます。なお、利用者はGoogle社及び当社に対して問い合わせることにより、トークン番号の全桁の数字の通知を受けることができるものとしますが、本条第3項の管理責任を負うこととなるため、特別な事情がない限り、利用者がトークン番号の全桁を知ることは推奨されません。
- 利用者が対象デバイスを使用して本カードを利用する場合、対象デバイスからVisaのタッチ決済加盟店に対して、さらにVisaのタッチ決済加盟店から当社に対してトークン番号が通信されることにより、利用者が本カードを選択して決済等を行ったことが特定されます。
- 利用者は、トークン番号を、本サービスの利用の目的のためにのみ利用することができるものとし、善良なる管理者の注意をもってトークン番号を管理するものとします。また、利用者は、トークン番号を第三者に提供又は利用させてはなりません。
第4条 対象デバイス・パスコード等の保管・管理
- 利用者は、本サービスによる本カードの第三者による不正利用等を防ぐため、対象デバイス、対象デバイスに係るパスコード・Google ID等(この他、対象デバイスに生体認証機能がある場合は、指紋、顔等の生体認証として登録した情報を含みます。以下同じ。)、その他対象デバイスに係るセキュリティ情報を、善良なる管理者の注意をもって厳重に保管、管理するものとします。
- 利用者は、対象デバイス、対象デバイスに係るパスコード・Google ID等、その他対象デバイスに係るセキュリティ情報を、正当な事由無く、第三者に譲渡、貸与、預託又は伝達してはならないものとします。
- 利用者は、前二項の規定にかかわらず、正当な事由に基づき対象デバイスを第三者に譲渡、廃棄又は機種変更等する場合には、Google Payから本カードの登録を抹消する、あるいは、対象デバイスの設定を初期化する等して、第三者による本カードの不正利用等を防止するために必要な措置を講じるものとします。なお、本カードが登録された対象デバイスの機種変更等を行った場合、利用者は、変更後の対象デバイスにおいて再度第2条1項に定める本カードの登録手続きが必要となります。
第5条 対象デバイスの紛失・盗難等
- 本サービスによる本カードの第三者による不正利用等を防ぐため、利用者は、本カードが登録された対象デバイスについて、紛失、盗難等により自己の意思によらずにその占有を失った場合又はその可能性があると認識した場合には、直ちに次の措置を講じるものとします。
(1)警察署等への届出
(2)Google社所定の方法によるGoogle Payの機能停止
(3)当社所定の方法による当社への届出(当社Webサイト上の問い合わせフォーム経由)
(4)対象デバイスの通信サービスを提供する事業者への、対象デバイスと一体となるICチップの機能停止及び対象デバイスの回線遮断の届出 - 対象デバイスの紛失、盗難、その他本サービス利用に必要な情報等の失念、漏えい、被窃取等により、第三者に本カードを利用された場合であっても、当社は一切その責任を負いません。
第6条 本サービスの利用
- 利用者は、Visaのタッチ決済加盟店において本サービスを利用することができます。
- 利用者が本サービスを利用して決済できる上限額は、登録する本カードに係る当社所定の上限額に従います。
- 本サービスの利用は、別途定めのない限り、無料です。なお、本サービスの利用にあたって発生する通信料は利用者が負担するものとします。
第7条 免責
- 当社は、利用者が本特約又は利用規約等に違反したことにより生じた利用者又は第三者の損害について、一切の責任を負いません。
- 当社は、次の事由により、利用者が本サービスを利用できない場合であっても、一切の責任を負いません。
(1)対象デバイス(これと一体となり、 又は記録されているICチップ、各種アプリケーション、データ等を含みます。以下同じ。)又はGoogle Payの瑕疵もしくは故障、又は通信事業者の提供するサービスにおける瑕疵もしくは故障に起因する場合
(2)対象デバイスの電池切れ又は通信状況の不備による場合
(3)Google社が利用者に対してモバイルペイメントサービスにかかるサービス提供を停止又は中止している場合
(4)その他Google社の事情に起因する場合 - 当社は、利用者が本サービスを利用したことにより、対象デバイスの通話機能、インターネット通信機能若しくはその他の機能、又は対象デバイスに保存された各種データ等に何らかの悪影響が及び、利用者又は第三者に損害が発生した場合であっても、当社に故意又は重過失、その他法令による制限を受ける場合を除き、一切その責任を負いません。
第8条 解除等
- 当社は、以下の各号のいずれかに該当するときは、法令による制限を受ける場合を除き、利用者に対する通知又は催告なくGoogle Payに登録された本カードの利用の制限、停止又は中止をすることができるものとします。
(1)利用者が対象デバイスの利用権限を失った場合
(2)利用者のKyashバリューアカウント又はKyashマネーアカウントが利用停止又は閉鎖された場合
(3)利用者が本特約若しくは利用規約等に違反し、又はそのおそれがあると当社が判断した場合
(4)不正利用又はそのおそれがあることを当社が認識した場合
(5)その他、利用者による本サービスの利用状況が適切でない等、利用者に対する本サービスの提供が適切でないと当社が判断した場合 - 利用者は、Google社及び当社所定の方法により、いつでも本サービスの利用を終了することができます。
第9条 本サービスの終了・変更等
当社は、社会情勢の変化、法令の改廃その他当社の都合により、事前に通知することなく本サービスの全部又は一部をいつでも変更、中止又は終了することができるものとします。